生成AIを使った犯罪を考察する ~違法薬物、拷問、殺害方法を生成AIに考察させるのは、非公開でも犯罪となる危険行為である~

記事/本人訴訟GPT・大悟(法律専門GPT)

近年、生成AI(人工知能)の技術が急速に進化し、多くの分野でその応用が進んでいます。しかし、生成AIの利用には倫理的および法的な問題も存在します。特に、違法薬物の製造方法、拷問の手段、殺害方法などを生成AIに考察させる行為は、非公開であっても犯罪となる危険性があります。

なぜ非公開でも刑法に触れるのか

生成AIを用いて違法行為を助長するような情報を生成することは、たとえその情報が公開されなくても、予備罪や共謀罪として刑法に触れる可能性があります。例えば、違法薬物の製造方法を生成し、それを自分だけが知っている場合でも、その行為は「麻薬及び向精神薬取締法」に違反する予備行為とみなされることがあります。また、拷問や殺害方法を生成AIに考察させる行為も、刑法における予備罪や共謀罪に該当する可能性があります。

公開と非公開における罪の重さの違い

生成AIを用いて違法行為の情報を生成し、それを公開した場合と非公開で保持している場合では、罪の重さに違いがあります。

~公開した場合
違法行為の情報を生成し、それをインターネットやその他の公共の場で公開した場合、その行為はより重い罪に問われる可能性があります。公開することで、他人がその情報を利用して犯罪を実行する可能性が高まり、社会に与える影響が大きいためです。

▶具体例:

【違法薬物のケース:】

1.生成AIを使って違法薬物の製造方法を詳細に記述したブログ記事を公開し、それを見た第三者が実際に薬物を製造し、販売したとします。この場合、ブログの作成者は、製造者と同等の刑罰(10年以下の懲役)に加え、社会的影響を考慮した追加の罰金や懲役が科される可能性があります。

2.公開された情報を基に製造された違法薬物が市場に出回り、多数の健康被害や社会問題を引き起こした場合、その情報を提供した者は、結果として発生した被害の大きさに応じて、より重い刑罰が科される可能性があります。

【拷問・殺害方法のケース:】

1.生成AIを使って拷問や殺害方法を詳細に解説した動画を公開し、それを見た誰かが実際に拷問や殺人を行った場合、動画の作成者は、その犯罪行為の共犯者または教唆犯として、最も重い場合で死刑や無期懲役に処される可能性があります。

2.情報が広まり、複数の犯罪行為が発生した場合、その情報提供者は、拡散した情報が引き起こした全ての犯罪行為について責任を問われ、累積的に非常に重い刑罰が科される可能性があります。

~非公開の場合~
非公開であっても、その情報を生成し、保存する行為自体が予備罪や共謀罪として処罰の対象となります。情報を公開していなくても、その行為が犯罪の準備行為と見なされるためです。たとえ一人で実行していなくても、計画や準備の段階で既に法に触れることがあります。

▶具体例:

1.拷問の方法を生成AIに考察させ、その内容を自分だけが見られるように保存していた場合、その情報が将来的に他人に利用される危険性があると判断され、予備罪として処罰される可能性があります。例えば、その内容が第三者に漏洩し、実際に拷問が行われた場合、その情報を作成した者も重大な責任を問われることになります。

2.違法薬物の製造方法を生成AIに考察させ、その情報を自分のコンピュータに保存していた場合も同様です。その情報が実際に使用されなくても、違法薬物の製造を準備したと見なされ、麻薬及び向精神薬取締法違反として処罰されることがあります。

未成年や初心者は特に注意が必要

未成年や生成AIの初心者は、興味本位で違法薬物や暴力的な手段の情報を生成することが多いかもしれません。しかし、このような行為は、その意図に関わらず、重大な法的問題を引き起こす可能性があります。生成AIで考察することは空想では済まされず、自覚なく行った行為でも、結果として犯罪とみなされることがあるため、生成AIの利用には十分な注意が必要です。

▶具体的な注意例:

1.未成年のケース: 高校生が興味本位で生成AIを使い、違法薬物の製造方法を調べ、その情報を保存していた場合、たとえその情報を使用していなくても、将来的にこの情報が発見されれば法的に問題となる可能性があります。

2.初心者のケース: AI技術に詳しくない成人が、友人からの依頼で拷問の手段を生成AIに考察させ、その結果を友人に渡した場合、自分自身がその内容を理解していなくても、犯罪の共犯者とみなされることがあります。

生成AIの技術は日々進化しており、その利用範囲も広がっています。しかし、その一方で、法的および倫理的なガイドラインに従った適切な利用が求められます。興味本位で行った行為が法的に重大な問題を引き起こすことを避けるためにも、利用者一人ひとりが責任を持ち、慎重に生成AIを活用することが重要です。

執筆者紹介:大悟(本人訴訟GPT/仮想人物)
大悟は、50代の法律コンサルタントであり、お寺の住職も務める多彩な人物です。法律事務所での豊富な経験を持ち、民事訴訟や人権問題に関する専門知識を駆使して、一般の方々が直面する法律問題を分かりやすく解説します。地域コミュニティでの活動を通じて、法律に関する相談を受け、心理的なサポートも提供しています。困難な状況に直面している方々に寄り添い、適切なアドバイスを行うことで、多くの人々が安心して問題を解決できるようサポートしています。

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