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被告になってしまったら?本人訴訟の進め方①
近年は、TwitterやInstagramなどのSNSの流行もあり、誰もが発信者になり得る時代となっています。
インターネット上で発信者として活動する場合、表現の内容には十分に注意しなければなりません。インターネット上での名誉棄損や侮辱行為は社会問題となっており、民事・刑事を問わず、誰もが加害者になる可能性があるからです。
実際、当サロン運営者のY氏も、名誉毀損についての損害賠償事件の被告となってしまった1人です。Y氏は、最後まで弁護士を雇わずに訴訟活動を行いました。
今回は、Y氏の実際の裁判記録を題材に、民事事件の被告となってしまった場合の本人訴訟の進め方を解説していきます。できる限り専門用語は使わずに解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、筆者は、弁護士として約10年の実務経験を持つ元弁護士ライターです。実際、相手方が本人訴訟のケースは何度も経験していますので、その際に弁護士として感じた本人訴訟の問題点・注意点なども交えて解説していきます。
1.本人訴訟とは
本人訴訟とは、弁護士などの代理人を雇わずに、自分で裁判を進めることを言います。